日本史編⑥ I wish I were a bird!?
この記事は、奈良時代に時代について書かれています。
歴史が嫌いだったり、苦手な中高生が少しでも興味をもてるように、なるべく簡潔に分かりやすく書きました。
この記事を読み終わるころには奈良時代についての理解が深まっているでしょう。
もちろん、中高生以外の方々も大歓迎です!
赤い文字の箇所は重要な用語でもありますので、一緒に覚えていきましょう。
今回は初の英語タイトルにしてみました!
皆さんは「I wish I were a bird」の意味がお判りでしょうか?
訳すると、「鳥だったら(飛べたのに)なぁ(実際には鳥ではないので飛ぶことはできない)」という意味になります。
全然日本史と関係ないじゃん!と思った方もいらっしゃるでしょうが、こちらは奈良時代に書かれたかの有名な万葉集の中にある「貧窮問答歌」の最後の場面のフレーズなんです。
ではここからは本編に入っていきましょう!
奈良時代(710年~794年)は、日本の歴史において重要な時代であり、中央集権体制の確立や仏教の隆盛が特徴です。この時代は、平城京を中心に政治・文化が発展し、中国の唐の影響を強く受けた天平文化が花開きました。
奈良時代の始まり
奈良時代は、710年に元明天皇が飛鳥の藤原京から平城京に遷都したことから始まります。平城京は、中国の長安をモデルにした都市で、南北に朱雀大路が通り、北端に平城宮が置かれました。この都市計画は、碁盤の目のように整然と区画されており、貴族の邸宅や庶民の家、大寺院が配置されていました。
中央集権体制の確立
奈良時代は、天皇を中心とした中央集権体制が確立された時代です。701年に制定された大宝律令に基づき、中央政府の組織が整備されました。太政官(行政担当)と神祇官(神事担当)が設置され、8つの省(中務省、式部省、治部省、民部省、大蔵省、刑部省、宮内省、兵部省)が行政を担当しました。地方行政も整備され、国、郡、里が設けられ、国司が派遣されました。
仏教の隆盛
奈良時代は、仏教が国家の保護を受けて発展した時代でもあります。聖武天皇は仏教を通じて国家の安定を図ろうとし、多くの寺院が建立されました。東大寺の大仏や興福寺、薬師寺などがその代表例です。また、鑑真が来日し、唐招提寺を建立するなど、仏教文化が花開きました。
天平文化
奈良時代の文化は、天平文化と呼ばれ、中国の唐の影響を強く受けています。書物文化が隆盛し、『万葉集』が編纂されました。万葉集は、日本最古の和歌集であり、貴族から庶民まで幅広い層の歌が収められています。また、仏教美術も発展し、東大寺の大仏や興福寺の阿修羅像などが制作されました。
社会と生活
奈良時代の社会は、貴族と庶民の生活が大きく異なっていました。貴族は豪華な邸宅に住み、豊かな食事を楽しんでいましたが、庶民は質素な生活を送っていました。庶民の住居は竪穴住居が主流で、食事も玄米や雑穀が中心でした。また、税負担が重く、租・庸・調の税や雑徭(労役)が課され、庶民の生活は厳しいものでした。
奈良時代の終わり
奈良時代は、794年に桓武天皇が平安京に遷都したことで終わります。この遷都は、仏教勢力からの独立を図るためであり、平安時代の始まりを告げるものでした。
感想:奈良時代は、日本の中央集権体制の確立と仏教文化の隆盛が特徴的な時代であることが分かった。
私のブログを読んで少しでも興味を持ってくださった方は、是非伊藤先生の授業を受けてみてください!非常に分かりやすいですし、面白いです!
今なら初回限定14日間の無料体験ができます!
無料体験はコチラ→【公式】スタディサプリ高校・大学受験講座
コメント